遺品を捨てられない理由とは?遺品整理ができない時の対処法を解説
遺品は故人の思い出が詰まった大切なものです。そのため不用品であっても「手元に置いておきたい」という気持ちから捨てられない人も多いでしょう。また、大型の家具や家電などは処分方法が分からず、捨てられないというケースもあります。本記事では、遺品を捨てられない時の原因と対処法をご紹介します。
この記事を読むための時間:3分
遺品を捨てられない理由
遺品を捨てられない理由には、主に以下の5つが挙げられます。原因によって対処法が異なるため、まずは自身がどのケースに当てはまるのかチェックしてみてください。
- 故人の思い出が強く残っている
- 勿体ないと損失回避の心理が働く
- 物を捨てることに罪悪感を感じる
- 遺品整理に必要な時間・人手が足りない
- 物の処分方法が分からない
故人の思い出が強く残っている
故人との思い出が強く残っているため、遺品を捨てられないというケースは非常に多いです。特に、故人が愛用していた服やアクセサリー、故人からのプレゼントの品など、見ると故人を思い出すものや、故人への想いが詰まっているものは捨てがたいでしょう。
勿体ないと損失回避の心理が働く
人は本能的に損をしたくないと考えるものです。まだ着られる服や使える物を捨てると損をした気持ちになるため、遺品を捨てられないケースもあります。
物を捨てることに罪悪感を感じる
物を捨てること自体に罪悪感を感じる人は少なくありません。特に、幼い頃からものを大切にするように育てられた人はその傾向が強いと言えます。
遺品整理に必要な時間・人手が足りない
遺品整理はある程度の時間と労力が必要となります。現場から離れた場所に住んでいたり、仕事や家事で忙しかったりして、なかなか取り掛かれないのも、遺品が捨てられない原因です。
物の処分方法が分からない・手間がかかる
不要品やゴミの捨て方は、自治体によって異なります。中には自治体で回収してもらえないものもあり、処分方法に迷ってしまうことがあります。また、遺品の中には大型の家具や家電など、処分の手間がかかるため、捨てたいのに捨てられないというケースもあるでしょう。
遺品を捨てられない場合の対処法
遺品を捨てられない場合は、原因に合わせて以下の対処法を試してみてください。
- 焦らず時が解決してくれるのを待つ
- 手放し方を変える
- 遺品整理業者に依頼する
焦らず時が解決してくれるのを待つ
遺品を見ると故人との思い出が蘇り、悲しみや喪失感から捨てられない場合は、無理に捨てようとすると、かえって辛くなってしまいます。そのため、時間が解決してくれるのを待ちましょう。時間が経つことでものに対する執着や捨てることへの罪悪感が薄れ、手放しやすくなることがあります。
手放し方を変える
物を捨てるのが勿体ないと感じたり、罪悪感から捨てられなかったりする場合は、以下を参考に手放し方を変えてみましょう。
- 親族や知人に形見分けをする
- リサイクルショップやフリマサイトなどで売却する
- 寄付をする
- お焚き上げ供養に出す
遺品整理業者に依頼する
故人との思い出が強く、時間が経ってもなかなか捨てられない、遺品整理をする時間や人手が足りない場合は、遺品整理業者に依頼する方法がおすすめです。
自身が直接遺品整理をしなくても済むので、心身の負担が軽減されます。また、処分方法が分からないものについて相談することもでき、遺品整理をスムーズに進められるでしょう。
遺品を捨てられない時は自分に合った方法を探してみて
遺品を捨てられない理由は、故人との思い出が強い、処分方法が分からないなど様々です。物を捨てられず、遺品整理が進まない場合は原因に合った方法で対処することが大切です。対処が難しい場合は、遺品整理業者への依頼を検討してみることをおすすめします。