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着物の遺品整理をするには?処分方法のポイントや注意点を解説

遺品整理で出てきた着物のイメージ

 

故人が着物を普段着としていたり、親から着物を受け継いでいたりする場合、遺品整理の際に着物が出てくることがあります。現代では着物を着る機会も少ないため、処分を考える人も多いですが、処分方法によっては、着物の価値が失われてしまったり、親族間のトラブルに発展したりすることがあるため注意が必要です。本記事では、着物の遺品整理を行う際のポイントや処分方法などについて解説します。

この記事を読むための時間:3分

着物の遺品整理を始める前にするべきこと

着物の遺品整理を始める際、自身の判断のみで勝手に行うと、金銭面や親族間とのトラブルに発展する恐れがあるため、事前に以下の2点を確認しておきましょう。

 

  • 遺言状を確認する
  • 証紙や落款が付属しているか確認する

遺言状を確認する

着物の遺品を処分する際は、着物に関する故人の遺言書がないか確認しましょう。思い入れが強かったり、価値があったりする着物を安易に処分してしまうと、親族間や金銭面のトラブルなど後々の後悔に繋がる恐れがあります。

証紙や落款が付属しているか確認する

証紙・落款とは、着物の産地や作家を照明する証です。これらが付属する着物は価値が高い可能性があるため、処分する前に確認しておきましょう。

遺品の着物を処分する方法

遺品の着物を処分する主な方法は以下の5つです。着物の量や状態、遺品整理を行う状況などを考慮して、自身に合った処分方法を選びましょう。

 

  • ゴミとして処分する
  • 着物の買取業者に売却する
  • 遺品整理業者に引き取りを依頼する
  • リメイクする
  • 寄付する

ゴミとして処分する

着物は、一般的に可燃ゴミや古布に分類されるため、家庭ゴミとして捨てることができます。ただし、自治体よってはゴミに出せない場合もあるため、事前に分類や捨て方について問い合わせておきましょう。

着物の買取業者に売却する

状態が良い着物や、価値がある着物は買取業者へ売却できる可能性があります。専門業者であれば、経験豊富な鑑定士によって査定を行ってもらえるので、着物の価値が分かららず処分方法に悩んでいる際は、査定を依頼することをおすすめします。

遺品整理業者に引き取りを依頼する

着物の他にも大量の遺品を整理しなければならない場合は、遺品整理の専門業者への依頼がおすすめです。遺品の整理から不用品の処分まで一括で行ってくれるため、遠方に住んでいる、仕事や家事で忙しいなどの理由で遺品整理が進まないのであれば、依頼を検討してみましょう。

リメイクする

近年では着物を着る機会が少ないため、着物のままでは普段使いしにくいという人は多いでしょう。また、タンスにしまい込んであった着物は汚れていたり虫食いがあったりして着られないケースもあります。その場合は、巾着やアクセサリーなどにリメイクすれば、故人の思い出を残すことができます。1枚の着物を複数人に形見分けしたい場合にもおすすめの方法です。

寄付する

買取業者が近くにない、ゴミとして処分するのには抵抗があるといった場合は、NPO団体に寄付する方法があります。回収された着物は、国内外に物資として提供されるため、遺品の着物を何らかの形で役立てたいと考えている人にもおすすめです。帯や下駄など、着物に関する小物類も寄付の対象となっているため、付属品もまとめて寄付することができます。

遺品の着物は自身に合った方法で処分しよう

着物の遺品整理を行う場合、安易に処分してしまうと、金銭面や親族間でトラブルが起こる場合があります。そのため、事前に遺言書や着物の価値について、しっかりと確認しておきましょう。着物の処分方法は、買取業者に売却する、遺品整理業者に処分を依頼する、NPO団体へ寄付するなどが挙げられます。自身のケースに合わせて適切な処分方法を選びましょう。

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