遺品整理が進まない原因とは?対処法とスムーズに進めるコツを解説
遺品整理を始めようとすると、故人との思い出が蘇って悲しみに囚われてしまう、遺品が多すぎてどこから手を付けていいのか分からないなど、遺品整理が進まない原因には様々なものが挙げられます。しかし、部屋の清掃や財産分与などの作業があるため、遺品整理をしないままでいる訳にはいきません。本記事では、遺品整理が進まない原因と対処法について解説します。
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遺品整理が進まない原因
遺品整理が進まない主な原因には以下の4つが挙げられます。
- 気持ちの整理がついていない
- 遺品整理をする時間がない
- どこから始めるべきか分からない
- 故人のものを勝手に処分することに抵抗がある
気持ちの整理がついていない
故人が亡くなってすぐの時期は、遺品を見る度にその人が使っていたシーンや、一緒に過ごした思い出が蘇るなどして悲しみに襲わてしまうものです。気持ちの整理がつかないうちは、遺品整理を進めるのは難しいと言えるでしょう。
遺品整理をする時間がない
遠方に住んでいる、仕事が忙しい、小さな子どもがいるなど、時間がないことも遺品整理が進まない理由のひとつです。遠方に住んでいる場合は、時間的な負担に加えて交通費など金銭的な負担もかかるため、さらに進みが遅くなってしまうことがあります。
どこから始めるべきか分からない
遺品が多く、何から片付けるべきか分からないと迷ってしまい、遺品整理が進まないケースもあります。また、遠方に住んでいたり、故人の家を訪れる機会が少なかったりする場合も、どこに何があるのか分からず、遺品整理が進まないことがあります。
故人のものを勝手に処分することに抵抗がある
人の持ち物を断りなく処分することに抵抗を感じる人は意外と多いもの。生前であれば、処分の可否を本人に訊くことができますが、故人の場合は尋ねることはできません。そのため、「本当に捨ててもいいのかな?」と生前より処分するハードルが上がり、不要なものも取っておきがちになるため、整理が進まなくなります。
遺品整理が進まない場合の対処法
遺品整理が進まない場合は、以下の4つの対処法を試してみてください。
- 自分の気持ちと向き合う
- 法事など親族が集まるタイミングで行う
- 遺品整理に対する考え方を変える
- 遺品整理業者に依頼する
自分の気持ちと向き合う
故人が亡くなった悲しみから抜け出せない場合、遺品整理を進めようとしても、作業が進まない上に心に大きな負担をかけてしまいます。遺品整理をするのが辛い場合は、無理に進めようとせずに自分の気持ちととことん向き合ってあげてください。いずれ、気持ちに折り合いがつく時がきます。
悲しい気持ちが消えない時は、無理に押し込めず自分自身の感情に寄り添ってあげましょう。
法事など親族が集まるタイミングで行う
まとまった時間がとれない、遺品が多いなどの理由で遺品整理が進められない場合は、法事など人手が集まるタイミングで行うと良いでしょう。その際は事前に遺品を仕分ける基準や、不用品の処分方法を事前に打ち合わせておくとスムーズに進めることができます。
遺品整理に対する考え方を変える
故人の持ち物を処分することに抵抗を感じる場合は、認識を変えてみることをおすすめします。遺品整理は、ただ物を仕分けして処分するだけではなく、個人に対する様々な想いに向き合う時間です。
処分する際に感謝の気持ちを込めれば、故人の供養にも繋がります。物を処分すること=悪いことと考えてしまうのであれば、「故人と向き合う時間」と考え方を変えてみましょう。
遺品整理業者に依頼する
故人との思い出が蘇って辛い、遠方に住んでいる、故人が賃貸物件に住んでいて期限内に部屋を空ける必要があるなど、遺品整理を進められない、進めなければならない場合は、遺品整理の専門業者に依頼するのがおすすめです。
専門業者であれば、遺品整理をスムーズに進めるだけではなく、細やかな要望に対応してもらえる、業者によっては処分品の供養も行ってもらえるなどのメリットがあります。
遺品整理が進まない時は原因を考えてみて
遺品整理が進まない原因は様々です。闇雲に進めようとしても、辛い気持ちが強まったり、作業が進まずに挫折してしまったりする恐れがあるため、まずは原因を特定して、それに合った対処法を取ることが大切です。
原因が分かっても、辛い気持ちがなかなか消えない、時間や人手不足などの問題の解決が難しく、遺品整理が進められない場合は、専門の業者に依頼することをおすすめします。