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遺品と形見の違いとは?形見分けする際のポイントや注意点も解説

遺品整理と形見分けの違いについて解説するイメージ

 

遺品と形見は、同じ意味合いで使われることが多いため、違いが分からない人は多いでしょう。しかし、形見分けを行う際はこれらの違いを理解しておく必要があります。本記事では、形見と遺品の違いについて解説します。また、形見分けをする際の注意点もご紹介します。

この記事を読むための時間:3分

遺品と形見の違い

故人が残した物は、遺品や形見と呼ばれます。それぞれの言葉の意味から違いを解説します。

遺品とは

遺品とは、故人が所有していた物や使用していた物の総称です。家具、家電、衣類、カバンなどの日用品や、趣味の品、写真、手紙などが該当します。ただし、不動産や車、ジュエリーなど、金銭的な価値が高く相続に関わるものは遺産として扱われます。

形見とは

形見とは、遺品のうち故人の思い入れがあるものを指します。例えば、故人が愛用していた時計やカメラなどの日用品や、お気に入りだったアクセサリーなどが挙げられます。

遺品整理と形見分けの違い

遺品整理と形見分けも混合されやすい言葉です。それぞれを詳しく解説します。

遺品整理とは

遺品整理とは、故人が残した品物を必要なものと処分可能なものに仕分けて、整理する行為です。遺品整理は遺族が行うのが一般的でしたが、近年では遠方に住んでいる、人手が集まりにくいなどの理由で遺品整理の専門業者を利用する人も増えています。

形見分けとは

形見分けとは、形見の品を故人の親族や親しい友人、知人に贈ることを指します。「人が肌にまとうものには魂が宿る」という、日本に古くからある思想に基づいていて、昔は着物が主な品物でした。現代では、着物以外にも故人が愛用していた物を贈ることが多いようです。

形見分けをする際の注意点

形見分けは、故人の愛用品であれば何でもよいわけではなく、物によってはマナーに反する場合もあるため注意が必要です。

汚れはキレイにしておく

物は使い込むほど、汚れや傷が付きやすいもの。衣類やアクセサリーなどを贈る場合は、事前にクリーニングに出したり、汚れを落としたりしてキレイな状態にしてから贈るのがマナーです。破れていたり酷い汚れが付いていたりと、劣化しているものは避けましょう。

動作に問題がないかチェックしておく

時計やカメラ、家電などを贈る際は、正常に使用できるか動作チェックを行いましょう。壊れているものは贈らない方がよいでしょう。しかし、受け取る側が壊れていることを承知の上で譲り受けたいという場合は贈っても構いません。

サイズが合わないものはリメイクしておく

衣類や指輪など、サイズが合わないと身に着けられないものを形見分けする際は、相手のサイズに調整してから贈ると良いでしょう。サイズ調整が難しい場合は、指輪であればチェーンを通してネックレスにする、衣服はバッグやぬいぐるみなどにリメイクするなどの方法がおすすめです。

現金・金券類・高価なものは贈らない

現金や金券、宝石などの高価な品物は、相続に関わり財産分与に相当します。形見分けとして人に贈れないため、注意が必要です。

包装はしない

形見分けは品物を相手に贈る行為ですが、プレゼントではないため、ラッピングはせずに渡すのがマナーです。そのまま渡すのに抵抗がある場合は、半紙で軽く包んで渡しましょう。

故人の愛用品は形見分けして大切な人に贈ろう

故人が残した遺品のうち、日常的に使用していたり、よく身に付けたりしていた物は形見といい、故人を偲ぶ大切な品物です。形見を通して故人を偲ぶことは、追善供養にも繋がるので、形見分けとして親族や故人の親しい知人に贈りましょう。

 

形見分けをする際、相続に関係するものは贈れません。また、著しく劣化していたり、壊れていたりするものは避けるべきです。これらの注意点も確認してから贈るようにしましょう。

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