遺品整理をしている際、腕時計が出てくる場合があります。腕時計は故人が普段から身に付けていた物なので、どのように処分すればよいか迷ってしまう人も多いでしょう。もし、時計が高額なブランド品であった場合、安易に処分すると相続のトラブルに繋がる恐れもあります。本記事では、遺品の時計の整理や処分の方法について、ポイントや注意点を解説します。

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遺品の時計の整理・処分方法

遺品の時計の整理・処分方法には以下の4つが挙げられます。

• 親族・知人に形見分けとして贈る
• 買取業者に売却する
• フリマ・オークションサイトで売却する
• ゴミとして処分する

親族・知人に形見分けとして贈る

故人が生前、よく身に付けていた時計は、故人の思い出が詰まっている形見です。親族や故人が生前親しかった友人や知人に、形見分けとして贈ると喜ばれるケースが多くあるため、周囲に欲しい人がいないか声をかけてみましょう。

買取業者に売却する

遺品整理で出てきた時計は、買取業者に売却するのも処分方法の一つです。時計の売却先は、腕時計や貴金属を専門に取り扱う業者とリサイクルショップが挙げられます。以下のそれぞれの特徴を踏まえて、適した方法で売却しましょう。

以下のポイントを踏まえて買取業者に売却すると、買取価格が上がる可能性があります。

• 汚れを落としておく
• 付属品・メンテナンス証明書を探しておく
• 腕時計の需要が高まる時期（進学・就職・ボーナス時期など）に売る

フリマ・オークションサイトで売却する

買取り業者に持ち込んでみたものの、希望する値段が付かなかったり引き取ってもらえなかったりした場合は、自身でフリマサイトやネットオークションに出品するのも一つの方法です。

自身で時計の写真を撮ったり、発送したりと手間はかかりますが、値段を自由に付けられるのが最大のメリットです。市場価格は低くても、需要があれば売れるため、思わぬ高値が付くケースもあります。しかし、出品すれば必ず売れるわけではないため、現金化するまでに時間がかかる場合があります。

ゴミとして処分する

壊れているなどの理由で、形見分けしたり売却したりできない時計は、ゴミとして処分する方法もあります。腕時計を家庭ゴミとして捨てる場合、使われているパーツによっては分解してから捨てなければならないこともあるため、捨て方について事前に自治体に問い合わせておきましょう。

電池で動くタイプのものであれば、家電量販店や地域の役場に設置されている小型家電回収ボックスに入れてリサイクルすることもできます。

遺品の時計を整理・処分する際の注意点

遺品の時計がブランド品であった場合、数十万～数百万円の価値が付くケースがあります。このような時計は、相続に関わるため勝手に捨てたり、形見分けしたりすると、トラブルが起きる恐れがあります。事前に親族と処分方法についてしっかりと話し合っておきましょう。

時計がブランド品か分からない場合は、処分前に査定に出すと良いでしょう。時計以外にもブランド品の査定を行ってもらいたい、ブランド品でなかった際に不用品として引き取ってもらいたいといった場合は、遺品整理業者への依頼がおすすめです。

遺品の時計は適切な方法で整理・処分しよう

遺品の時計を処分する際、形見分けをする、売却する、ゴミとして捨てたりリサイクルに出したりする方法が挙げられます。ブランド品であった場合は相続の問題があるため、親族としっかり話し合う必要があります。時計の価値や状態に合わせて処分方法を決めましょう。