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遺品を処分する際にお清めの塩は必要?供養の方法や注意点を解説

遺品を処分する際に使うお清めの塩のイメージ

 

遺品整理をして不用品を処分する際に、そのまま捨てると障りがないか、お清めの塩は必要なのか気になる人もいるでしょう。本記事では、遺品を処分する際の供養方法について解説します。

この記事を読むための時間:3分

遺品を処分する際にお清めの塩は必要?

遺品を処分する際、お清めの塩は必須ではありません。お清めの塩は「身を清めて悪い気を祓う」という意味があります。また、お清め供養をすることで故人を偲び、自身の気持ちの整理を付けるきっかけになることもあります。そのため、迷っているのであれば、供養をした方が良いでしょう。

塩を使ったお清め供養のやり方

お清めの塩で供養する方法を解説します。

お清めに使う塩を用意する

塩には海水塩や岩塩など様々な種類がありますが、お清めの塩に最適なのは海水のみで作られた塩です。これは、古事記にあるイザナギノミコトが黄泉の国から帰還した際、海水で体を洗い、穢れを祓ったという「潮禊」に由来していると言われています。食塩を使う場合は、添加物が含まれていないかチェックしましょう。

遺品に塩を振りかける

塩を用意したら、以下の手順に沿って遺品に塩を振りかけ供養しましょう。

 

  1. 白い紙、もしくは布の上に遺品を乗せる
  2. 遺品に手を合わせて故人を偲ぶ
  3. 塩を左、右、左の順に振りかける
  4. 敷いてある紙、布で包み、袋に入れて手放す

 

遺品を家庭ゴミとして処分する場合は、他のゴミと混ぜないようにしましょう。

塩以外の遺品の供養方法

遺品供養を行う場合、塩を使った方法だけでなく、以下の方法が挙げられます。時間がない、供養したい遺品が多く、大量の塩を用意できないなど、お清めの塩を行うのが難しい場合は、参考にしてみてください。

 

  • お寺や神社で供養する
  • 僧侶を呼び現場供養をする
  • 遺品整理業者へ依頼する

お寺や神社で供養する

近隣のお寺や神社で供養してもらう場合、合同供養と個別供養の2つの方法があります。合同供養は、他の人の遺品と一緒に供養してもらう方法で、費用は0~1万円程度です。一方、個別供養は費用は2~7万円程度必要となるものの、個別で対応してもらえるため、合同供養に抵抗がある人は個別での供養を依頼すると良いでしょう。

 

お寺や神社で供養をしてもらう際、神社では四十九日法要までは入れないしきたりがあるため注意が必要です。また、お焚き上げ供養の場合、不燃性の物は受け付けてもらえないため、事前に確認しておきましょう。

僧侶を呼び現場供養をする

大型の家具・家電や、大量の遺品がある場合など、お寺や神社への持ち込みが難しいのであれば、僧侶を現場に呼んで供養してもらう方法がおすすめです。現場供養は親族が立ち会い、故人の想いが残る場所で供養できるため、亡くなった場所自体を供養したい場合も現場供養を選ぶと良いでしょう。

遺品整理業者へ依頼する

遺品整理業者に供養を依頼するのも一つの方法です。遺品整理業者に依頼することで、以下のメリットも得られます。

 

  • 遺品整理から任せられるため、時間・労力の負担が軽減される
  • 遺品の整理、処分方法の相談ができる
  • お焚き上げ供養できない遺品も供養・処分を任せられる

 

大量の遺品があり、整理・処分が困難な場合や、現場から離れて暮らしていたり、仕事や家事が忙しかったりして遺品整理が進まないのであれば、遺品整理業者への依頼を検討してみましょう。

遺品を処分する際に大切なのは故人を偲ぶこと

遺品を処分する際、お清めの塩や供養は必須ではなく、行うかは個人の判断によります。しかし、供養には「邪気祓い」「感謝の気持ちを故人に届ける」「気持ちに整理をつける」といった意味があるため、迷っているのであれば行うことをおすすめします。

 

塩による供養が難しい場合は、お寺や神社での供養や現場供養、遺品整理業者への依頼といった方法が挙げられます。自身のケースに合わせて最適な供養方法を選びましょう。

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